 
アムステルダムから高速道路を15分ほど東へ行ったところに、「ヨーロッパ・ノストラ賞(ヨーロッパで最も良く修復された歴史都市に与えられる)」を受賞したことのある町があります。函館の五稜郭のような星形の濠に囲まれたナールデン(Naarden)です。オランダには他にも星形城砦都市がありますが、規模・歴史的重要性、見所の多さで、ナールデンにかなう町はありません。
ナールデン旧市街は、内側に小高い土塁をもつ六角形の濠に囲まれています。かつて6つの突角に砲座が置かれ、その外周にはまた濠がありました。守りを破られたのは、後にも先にもナポレオン戦争の時の2回だけ。17世紀の建設以来、強固な守りで知られる城砦都市でした。砲座があった土塁の1つが城砦博物館になっていて、町の歴史やかつての兵士の暮らしぶりが紹介されています。
町は縦横にそれぞれ3、4本の道路があるだけ、くまなく歩いても1時間とかからない大きさです。
その中に高さ45mの鐘楼をもつ教会、ルネサンス様式の市庁舎、昔そのままの小さな家々、由緒ありげな店構えのカフェ、骨董店などがあり、散策していると17世紀にタイムトリップし、時のたつのを忘れてしまうでしょう。 |