
シーボルト・コレクションは、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト
(1796-1866)が19世紀初頭に集めた2万点以上のコレクションを所蔵しています。
1823年、シーボルトはオランダ政府により、日本にあるオランダの交易拠点、長崎の出島へ商館医として派遣されました。鎖国中の日本からなるべく多くの情報を集めるという目的が課せられていたシーボルトは、日用品、芸術品、模型、未加工品、半工業製品はもとより、植物学、動物学、鉱物学、地理学といった幅広い分野にわたる膨大な品々収集しました。さらにシーボルトのコレクションは、お抱え絵師、川原慶賀などによる日本の慣習や風景、植物、動物、魚などを題材にした絵にまで及んでいます。1830年に帰国した後、長きに渡って日本研究の専門家シーボルトの名前はヨーロッパで知られていました。
ライデンの町、特にシーボルト・ハウスでは、フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトと彼の収集への情熱に直接触れることができます。1578年よりオランダの名家が所有してきたクラシックなカナルハウスを、何度かの増改築後、1832年にシーボルトが購入。ここで彼は日本から持ち帰ったものを展示していました。そして2004年、この素晴らしい建物が改装されて当時の壮麗な姿を取り戻し、再びシーボルト・コレクションの展示の場となったのです。
現在シーボルト・ハウスに展示されているのはおよそ800点。シーボルト・コレクションと江戸時代の日本の生活を概観できるようになっています。ライデンに保管されていたコレクションの中には、もはや現在の日本では手に入らないものも多く、研究者にとっても大変貴重なものとなっています。
ライデンではシーボルト・コレクションは、シーボルト・ハウスのほか、ライデン国立民族学博物館、ライデン自然史博物館「ナチュラリス」、ライデン大学植物園でもご覧いただけます。ライデン国立民族学博物館では、日本に関するシーボルト・コレクションだけでなく、他のヨーロッパ以外の国の品々も紹介されています。ライデン自然史博物館「ナチュラリス」は、世界中の動植物の標本がダイナミックに展示されていることで知られています。
シーボルトハウスのウェブサイト:www.sieboldhuis.org |