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リートフェルトのシュレーダー邸

ユトレヒトにあるシュレーダー邸は、ヘリット・リートフェルトの活動に理解のあったシュレーダー夫人の発注により1924年に建てられました。驚くほど小さな核家族向けの家ですが、オープンプランを導入し、開放感を出しながらも、間仕切りでプライバシーを確保する方法、折りたたみ式の家具、ニッチ収納、柱を取り去った眺め重視の窓、採光用の天窓と吹き抜けなど、現在の住宅では当たり前となった工夫ですが、この時代にはなかったものが随所に散りばめられ、住宅設計家としてのリートフェルトの先を行く視線を感じます。また抽象画家のモンドリアンや雑誌を発行したテオ・ファン・ドゥースブルグらが中心となった芸術運動デ・スタイル(スタイル派)のコンセプトに則り、単純な色使いや直線で構成されたデザインも俊逸。2000年に世界遺産に登録されました。

シュレーダー夫人は1985年に亡くなるまで、この小さな家に住み続けました。リートフェルト自身も完成後から1933年までと晩年の6年間、この家の中にアトリエを構えていました。リートフェルトの建築家としての理念が詰まった理想の家だったのでしょう。

現在はユトレヒトの中央博物館が管理しています。1日数回行われる所要1時間のガイドツアー(オランダ語・英語)でのみ入場可能です。

シュレーダー邸以外で最も知られているリートフェルト建築はアムステルダムのゴッホ美術館本館です。こちらは自然光をやわらかく上手に取り込んだ抜けの良い大きな空間が特徴です。

リートフェルトは生涯ユトレヒトに住み、仕事の拠点にしていました。主な仕事は家具デザイナーで、デ・スタイルのコンセプトを代表する赤と青の椅子が有名です。


リートフェルトのシュレーダー邸(英語)

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