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伝統工芸品

デルフト焼

オランダ産の陶器といえばデルフト焼。レンブラントやフェルメールらが活躍し、オランダが繁栄した黄金時代に発展しました。海洋貿易のおかげで諸外国のモノが集まった当時のオランダには、中国や日本の陶器が流入。その影響を受けたとされるデルフト焼は、繊細な絵柄が日本人にしっくりと馴染みます。なかでもデルフトブルーと呼ばれる藍色を染め付けたシンプルなものが人気。

その名の通りデルフトの町が産地。17世紀から連綿と続く伝統的な手法にこだわって製作を続ける「ロイヤルデルフト」などの窯元が現在も活動を続けています。デルフトといえばフェルメールが生まれ、生涯を過ごした永遠の古都としても知られています。フェルメールの絵にも陶器のタイルが登場。古都の風情を味わいながら窯元を訪れたり、町の骨董品店でアンティークのタイルを探してみては?

デルフト焼の窯元



マッカム焼

オランダにはもうひとつ、北方のフリースランド州に伝統的な陶器を作る有名な窯元があります。こちらはスペインのマヨルカ焼の影響を受けていて色柄も明るくより華やかなのが特徴。アイセル湖畔のマッカムという小さな町にロイヤル・ティッヒラー・マッカム社があります。マッカム焼はモダンなデザインにもチャレンジ。マルセル・ワンダースら人気のデザイナーとのコラボレーションのラインアップなどのレアな陶器も販売しています。

ロイヤル・ティヒラー・マッカム


トールペインティング

アイセル湖畔にある漁師の町ヒンデローペン。静かな運河、家々の朱色の屋根、はね橋、教会などが形作る童話の世界の様な佇まいに魅了されるこの町の特産が伝統工芸品『ヒンデローペン塗り』。木製の家具や小物に色鮮やかな彩色を手で施すもので、17世紀から18世紀にかけて北欧諸国との木材取引で潤ったこの町で、独自に発達しました。鮮やかな色合いの中にもやさしいタッチが心を和ませる絵柄は、オランダ後期ルネッサンス様式とバロック様式に倣ったもので、アカンタス、葡萄の蔓、大理石などのモチーフにその影響が窺えます。町中にある工房では絵付けの様子を見学可能。職人さんの手による木靴、文箱、お盆なども販売されています。アムステルダムの土産物屋でも目にするヒンデローペン塗りですが、本場の品揃えと質の高さは一等級です。

ヒンデローペン塗りの工房

ガラス工芸

ユトレヒトから鉄道でGeldermalsen経由で40分のレールダムは、ガラス工芸の町。シンプルでリッチなクリスタルガラス製品で有名な「ロイヤル・レールダム」の工場兼ショールーム(直売)をはじめ、「レールダム・ガラス・ギャラリー」ほか地元の作家の作品を扱ったギャラリーが数件あります。

レールダムのガラスギャラリー

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